保存食は長期間常温で保管できるのが強み

保存食は長期間常温で保管できるのが強み

保存食は長期間にわたって常温で保管できるのが強みというか、そうでないと保存食には適切とは言い難いです。
冷蔵庫で保存しなければならないような食品は、基本的には賞味期限が短いものが多いでしょう。
災害はいつ起こるか分かりませんので、もし賞味期限が短いと頻繁に買い替えたりストックを確認したりしなければ、いざという時にはたまたま切らしていたということでは話になりません。
いつ発生するか分からないものに対して、頻繁にこのような確認をするのは実際的ではないわけです。
そんな暇や労力があれば、日常的な仕事とか生活をより充実させることを考えるべきでしょう。
また、冷蔵庫は一旦電気が止まればその役目を果たせなくなってしまいます。
災害の際には停電になることも十分に考えられるわけで、この点からも冷蔵保存が必要な食品類は保存食にはふさわしくありません。
あくまでも長期間にわたって、常温でそのまま保存できることが求められるわけです。

保存食は知識を身に付けて安易に真似をしてはいけません

保存食は腐敗菌を抑えて発酵菌を活発にしたり、水分を抜いて干物上にして腐敗を防ぐなどの長期保管が出来る加工を施されてきました。
日本の漬物や梅干しなどは、塩漬けをしたり湿度の低い時期に乾燥させた後に漬物にするなどの工夫により、保存食として親しまれてきた歴史があります。
現在、自分たちでDIY感覚で非常時のための長期保管の食材を作ることが密かなブームになっているのです。
しかし前述したように菌のコントロールをすることが重要であり、知識がないままに行ってしまうと食中毒や病気などの原因になってしまいかねません。
本やインターネットの知識だけで真似しても危険な場合があるので、専門的なスキルやノウハウを一度しっかり学ばなければ危険です。
保存食の作り方としては徹底的に水分を抜いたり、菌を活用して腐敗を防ぐ方法や、煙でいぶす燻製などが有名になります。
その他にも塩漬けや強いお酒に漬けるなど方法もありますが、偏った情報で真似をすることは危険ですのでやめておいた方がいいです。